小字北村商店
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自然に対する関与を少なくする、その方法が肥料や農薬を使用しない方法で農作物を生産することです。この方法にこそ、大自然の恩恵を余すことなく享受するヒントがあると私たちは考えています。
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中塚雅也

農の6次産業化と地域振興
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農作業におけるKYK

ーーーはじめにーーー
近年、農業者の高齢化が進んでおり、大型機械を使用する農業においては危険発生が多く、危険予防措置が求められている。

 

筆者は8年程度農業に従事しているが、その間ヒヤリとした経験は数知れず、また実際に農業機械に接触し、身体の一部を切断、手術即入院という経験もした。

 

さらには、農業従事中の自動車運転中にも対車事故を起こし、8年間で2度、病院に診断を求める事故を起こしている。

 

一体、農作業における事故はどのように発生するのか、そもそも事故はどの程度起きているのか、そしてその予防はどのように取り組めばよいのかについて、以下の資料から検討する。

 

 

ーーー課題ーーー
農作業におけるKYK(キケン・ヨチ・カツドウ)
農作業における事故はどのように発生するのか
予防はどのように取り組めばよいのか

 

 

ーーー資料ーーー
三廻部眞己・玄義松・安藤満(2008)「農作業事故対策に関する研究 ー自己分析に学ぶ安全管理対策ー」,日農医誌56(5),770-782.

 

 

ーーー結果ーーー
平成10年と平成15年での死亡災害の比較すると、
全産業では1,844件から1,628件へと減少している。

 

農業を除く他の産業においてはすべての産業で災害件数は減少している。
しかし、農業では376件/年から398件/年へと唯一増加している。

 

農作業事故死だけが減少していないのは、重大な問題である。
交通事故死でさえ、大きく減少している中、農業のリスクマネジメントは喫緊の課題である。

 

農作業事故はどのようにして起こるのか。

 

 

農作業事故は4つの災害要因が絡み合って発生している。

□安全管理の欠陥□不安全行動□不安全状態□欠陥(機械・施設)

 

以上の4つの要因により、災害は発生している。

 

 

では、どのようにして、事故を防止すべきだろうか。

 

そのために有効であるのがKYK(危険予知活動)である。

他業種ではとても盛んにこの活動が行われている。

 

 

KYKは1973年に住友金属工業(株)が安全を先取りする活動として開発し、
中央労働災害防止協会の安全運動とともに全国的に展開されてきた。

 

安全確保の方法としてヒヤリハット報告活動とともに有力な事故防止活動となっている。

しかし、農業の現場ではほとんどこうした活動が実施されていない。

 

早急に農家個人任せの安全対策を改善し、安全管理活動として
危険予知能力の向上に取り組むべきである。

組織的に取り組んでいけば、
安全に対する態度が生まれ、それが責任感に変化し、
事故防止の使命感に発展して、危険予知能力を大きく上昇させることが可能となる。

 

KYKの狙いは、危険を予知する能力を高めて、危険に対する感受性を高めるものである。

 

集団で行動する農家は、
作業開始前に家族とともに5分間のミーティングの中に実施することが絶対に必要である。

 

内容は4ラウンドに分けられる。
1、今日の作業のどこに危険があるかを列挙する
2、これが危険のポイントだという重要項目を決める
3、具体的で実行できる対策をたてる
4、危険を回避するための行動を決定し、指差呼称で「よし」と確認の発声を出して終える。

以上のラウンドを作業前に実施すれば安全意識はかなり向上させられるだろう。

 

 

農作業は一人で行うことも多いであろうから、
自問自答形式で「一人KYK」を毎日実施する習慣をつけることが必要である。

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