小字北村商店
私たちの理念は、「自然に対する人為的な関与をできるだけ少なくし、自然界がもつ力を最大限に発揮させることで、人類がより豊かな生活水準を達成することへ貢献すること」です。
自然に対する関与を少なくする、その方法が肥料や農薬を使用しない方法で農作物を生産することです。この方法にこそ、大自然の恩恵を余すことなく享受するヒントがあると私たちは考えています。
その具体的な方法として「自然農法」を選択しています。今は、自然界から生まれる力がさらに現状を向上させる正のスパイラルを生み、生産物は年々増加し、その恩恵に日々感謝しています。
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中塚雅也

農の6次産業化と地域振興
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農業事故と安全管理


---------課題----------
農民の農作業事故実態調査

 

---------データ----------
三廻部真己(1985)「労災保険適用の農業機械事故の実態について」『農作業研究』53,19-27.
農林水産省(2018)「平成 28 年に発生した農作業死亡事故の概要」(http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/sizai/180213.html)[2018/3/6参照]

 

---------結論----------
1981年 農作業死亡事故件数389
2017年 農作業死亡事故件数312

 

1980年から2005年までの25年間で農業従事者数は1200万人から600万人程度まで半減していることと比較して、農作業死亡事故件数は約20%しか減少していない。

 

三廻部(1985)によると、高齢者に事故が集中していること、田畑における事故が過半を占めることが指摘されているが、そうした傾向は現在も大きくは変化していない。

 

しかし、農業経営においては事故は、労災倒産にもつながるものであり、決して油断のできるものではないであろう。

1981年の労災保険において農業に着目するとその収支率は260%。
つまり、保険料収入の2.6倍もの事故補償金が支払われていた。
他産業平均は78%である。

 

また事故発生率(年間災害者総数/年平均労働者数*1000)では
1981年では農業は47.8。
全産業平均は8.28であり、事故率が他産業で最も高い建設業でも20.26である。
農業の事故発生率は極めて高い。

 

 

その原因として三廻部(1985)は、
1、農業経営の安全に対する行政の劣弱
2、農作業現場の不安全環境
3、就農者の高齢化による操作ミス
4、農業教育における安全教育領域の欠如
5、農業機械の設計の安全性欠如
6、農業者の栽培管理上の不安全行動頻発
7、運転への不慣れさ
8、農作業の安全運転への消極性
9、農業者の安全対策への投資の少なさ
10、機械作業に適した作業着、保護具着用のなさ

などが挙げられている。

 

 

 

生産の中に安全が組み込まれていない。
安全は生産技術であり、安全なくして生産なし。
安全は作り出すものである。

 

 

---------所感----------

 

農業者は個人事業主が多く、自身が倒れると事業が立ち行かなくなることも多い。
安全には慎重になり、安全に対する教育、投資を避けず、
上記に指摘されているような内容を参考に安全に配慮してほしい。
また、可能なかぎり労災には加入し、農業に取り組むことをすすめたい。

| 農業技術 | 23:54 | comments(0) | - |
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