小字北村商店
私たちの理念は、「自然に対する人為的な関与をできるだけ少なくし、自然界がもつ力を最大限に発揮させることで、人類がより豊かな生活水準を達成することへ貢献すること」です。
自然に対する関与を少なくする、その方法が肥料や農薬を使用しない方法で農作物を生産することです。この方法にこそ、大自然の恩恵を余すことなく享受するヒントがあると私たちは考えています。
その具体的な方法として「自然農法」を選択しています。今は、自然界から生まれる力がさらに現状を向上させる正のスパイラルを生み、生産物は年々増加し、その恩恵に日々感謝しています。
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地域固有性の発現による農業・農村の創造
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中塚雅也

農の6次産業化と地域振興
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鳥獣捕獲 第三稿

 

ーーーーーはじめにーーーーー

中山間地域の農家住宅である築100年の古民家「北村庵」では、

自然界、とくに小動物との関わりが日常的にある。

 

古民家のすぐ裏手には、杉や落葉樹が生える裏山があり、

小動物も自然と人間の生活の場の区別がつきにくく、

紛れ込んでくる。

 

自宅周辺の竹林に生える筍は、イノシシがすべて食べてしまう。

反対にそれによって、竹林が間伐されているといってもよいほどである。

 

とくに、この古民家に移住して間もない頃は、

この家と自然界との付き合い方がなかなか理解できず、

動物との関係もうまくいかなかった。

 

具体的には、

古民家の天井を、イタチが走り回る。

壁の中を、ネズミが走る音がする。

夜、台所の食べ物が荒らされている。

 

といった具合に日常に動物が入り込み、

住人としては、ストレスが溜まる一方であった。

 

天井裏を走り回るイタチが天井板を踏み外し、

就寝時に上から落ちてきた時には、特に驚かされた。

 

そこで少しずつ小動物への対応を検討し、改善を加える中で、

現在ではそうした被害が一切なくなった。

 

どのように、自然界の小動物と人間の諸生活を折衝していったのか。

農山村での鳥獣との関係について、以下に記す。

 

 

ーーーーー結果ーーーーー

自宅の屋根づたいに、屋根裏へとアライグマが入り込む姿を何度か確認した。

また、自宅裏の斜面をイタチが走る姿を何度か見た。

 

アライグマやイタチの存在を確認し、

まず最初に捕獲することを検討した。

 

色々と調べる中で、鳥獣、

イタチやアライグマなどは鳥獣保護法という法律のもと、

一般に捕獲することが禁じられている。

ネズミは対象外である。

 

しかし、市町村へと各種被害に対する捕獲を申請することで、

イタチなども捕獲することが可能となる。

 

市町村への提出物としては、

捕獲申請書、捕獲器図面、捕獲器設置場所位置図

の三点である。

 

奈良市の場合、この申請を4ヶ月毎に再提出を継続しなければならない。

万一、捕獲した際には、市町村へと連絡すると、

地域の猟友会の方が引き取りに来てくれるとのことである。

奈良市都祁地域の場合、月・水・金の週三日なら引き取り可能であった。

 

そこで、イタチやアライグマが、

十分に中に入ることができると思われる捕獲器を購入した。

捕獲器は栄工業の捕獲器(捕獲器1)を用いた。

また、自宅で出現するネズミを捕獲するために捕獲器2を用いた。

 

□捕獲器1□

「栄工業 捕獲器ジャンボ RB65 RB-2」

 サイズ:W290×H290×D650mm

 重量:3kg

 対象動物:タヌキ,ヌートリア

 

 

 

□捕獲器2□

「高儀 ねずみ捕獲カゴ 角型 小」

 サイズ:W145mm×D225mm×H105mm

 重量:322 g

 対象動物:ネズミ

 

 

 

 

 

次に捕獲器の設置場所である。

 

自宅の周りを歩き回ると,何らかの獣の糞が落ちている.

もしかするとイタチだろうか.

このあたりを歩き回っているのは間違いないと思われる.

 

 

糞を発見した場所の近くに設置した.

餌も設置するため、雨がかからない平坦な場所を選んだ.

 

 

□餌□(捕獲器1)

仕掛針:ソーセージ

捕獲器内部:鳥ササミのフライ

捕獲器周辺:煮干し

を設置した(2017年10月10日).

 

 

 

2017年10月22日(捕獲器1)

アライグマが捕獲される。

 

 

 

□餌□(捕獲器2)

仕掛針:生ソーセージ

捕獲器内部:生ソーセージ

を設置した(2017年11月3日).

 

2017年12月10日(捕獲器2)

ネズミが捕獲される。

 

 

□餌□(捕獲器1)

仕掛針:ソーセージ

捕獲器内部:ソーセージ

を設置した(2017年12月10日).

 

2018年3月27日(捕獲器1)

イタチが捕獲される。

DSCN1015.JPG

 

□餌□(捕獲器1)

仕掛針:生ソーセージ

捕獲器内部:生ソーセージ

を設置した(2018年3月28日).

 

2018年3月30日(捕獲器1)

イタチが捕獲される。

 

□餌□(捕獲器1)

仕掛針:生ソーセージ

捕獲器内部:生ソーセージ

を設置した(2018年4月3日).

 

2018年4月10日(捕獲器1)

イタチが捕獲される。

 

□餌□(捕獲器2)

仕掛針:生ソーセージ

捕獲器内部:生ソーセージ

を設置した(2017年11月3日).

 

2017年12月10日(捕獲器2)

ネズミが捕獲される。

 

 

ーーーーー考察ーーーーー

最初にネズミに関する考察を記す。

ネズミは鳥獣保護法にも抵触せず、比較的対処が容易である。

 

ホームセンターなどにも捕獲器は販売されているため、

出現しそうな場所に捕獲器を設置しておけば捕獲される。

 

所感として、ネズミは設置してから捕獲するまでの時間が比較的かかる。

これはネズミが警戒心が強いのか、理由はわからないが、

設置して忘れた頃、捕獲されていることが多い。

特に2、3日自宅にいない場合など、

ネズミも安心しているのか、帰宅すると捕獲されていることがある。

 

餌はソーセージでよいと思われる。

米も好むため、捕獲器周辺に米をばら撒いておき、

捕獲器内部にソーセージ設置でよい。

 

ソーセージを選択している理由は、

生ソーセージの場合、保存料などが添加されているためか、

長期間設置していても、一切腐敗することがない。

餌交換の必要もなく、非常に扱いやすい。

 

次にイタチ、アライグマについてである。

イタチやアライグマは、天井裏は環境がよいのか、

居宅に住みつくことが多い。

 

そのため捕獲してしまえば、被害はなくなってしまう。

しかし、しばらくすると、

また別のイタチが住み着いてしまう。

 

捕獲器は常時、設置しておき、

新たなイタチが出現し、捕獲器などに警戒心を持つ前に、

すぐに捕獲してしまうことが大切である。

 

ネズミにしても、イタチにしても、

今現在被害がなくとも、

常にその存在に目を開かせておくことが、

農山村で小動物とほど良い距離感で付き合う上では必要であろう。

 

 

ーーーーー編著者ーーーーー
2018年3月8日 初稿発行

2018年3月30日 第二稿発行

2018年4月23日 第三稿発行
著者 國吉賢吾

 

 

| 北村庵 | 23:30 | comments(0) | - |
農家住宅 第二稿

 

-----はじめに-----

築100年を超える古民家である北村庵は、前所有者が数世代居住していた。

 

その100年近くの歴史の中で、

すこしずつ育まれてきた工夫がそこかしこに見受けられる。

 

それは、われわれのような都市生活者には、

なかなか発見するのも難しいものであり、

目にはしていても理解できないことも多い。


以下、古民家である農家住宅の植生について記す。

 

ーーー結果ーーー

北村庵.gif
図1.農家住宅の全体図(北村庵)

 

3/19

写真(2018-03-19 11.34).jpg
フキノトウ
写真(2018-03-19 11.36) #2.jpg
早咲水仙
写真(2018-03-19 11.36).jpg
紅梅
写真(2018-03-19 11.35) #3.jpg
福寿草

 

 

ーーーーー編著者ーーーーー

2018年3月10日 初稿発行

2018年3月27日 第二稿発行
著者 國吉賢吾

| 北村庵 | 16:26 | comments(0) | - |
樋のつまり

雨の時、屋根から大量の水が固まりとなって落ちてきている。

樋(とい)が詰まっている。

 

中山間地に住んでいると家の樋がよく詰まる。

 

自宅の周りは落葉樹が数多くあり、秋になると大量の落ち葉を落とす。

その落ち葉が樋に屋根に落ち、樋に落ち、雨が降って樋を詰まらせる。

 

先日も樋が詰まり、雨が屋根から大量に落ちていた。

 

中山間地ではこうした小さなトラブルがとてもよく起こる。

その度にヒヤヒヤするものであるが、

いろいろと試行錯誤しながら取り組んでみると

案外なんとかなるものである。

 

こうして、自然と人間の住居との関係を見つめながら、

共存してゆく方法をつねに模索し続けている。

| 北村庵 | 21:43 | comments(0) | - |
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